独立したい気持ちがあるなら、気持ちが冷めないうちにしちゃいましょう。
丸くなる=独立しなくてもいいかなぁ…
人間、時間の経過とともに丸くなっていくというのは常のようです。
あのとんがっていたロッカーや、毒舌芸人、著名人、みんな気がつけば年々丸くなっていきます。
これが悪いことというわけでなく、違う言い方をすると「大人になる」ということなのでしょうか。
当初の牙をむいて尖っていたころに魅力を感じていた人からすると、「危険な香り」は息をひそめ大人になったその人に物足りなさを多少とも感じてしまうこともあるでしょう。
自然と年を重ねると尖った部分が丸みを帯びていくようです。
「独立する」と決意した時の尖った気持ち。
私の場合で言うと「業界のバカヤロー」という気持ちもありました(あとで怒られる)。
独立すると決めた時は、こういう尖った熱々の思いで、多少酔ってしまっている?ようなところもありましたが、でも必ずやるという非常に前向きな気持ちに満ちていました。
ですが、独立前勤務しているとその尖った気持ちも知らないうちに丸くなってしまっている可能性があります。
税理士として登録するには最低でも2年は実務経験が必要です。
未経験からのスタートだと目の前の仕事をこなすことで精一杯だと思いますが、年数を重ねて経験も増えていくと少しずつ余裕も出てきます。
仕事も回るようになり、お客様とのコミュニケーションも円滑になってきて、評価も上がってくると(そういうちゃんとした事務所の場合)、
「なんか独立しないでこのままでもいいかもなぁ」という気持ちが顔を覗く可能性もあります。
熱く尖っているうちに
慣れてきてなんとなく居心地がいいし、給料も上がるし…。
これは良い事務所ほど、こういう気持ちになる可能性が高いと思います。
それだけこのまま居たいと思える事務所なわけですから。
もちろん、そのままそこに留まるというのも選択としてありでしょう。
独立がすべてではないですし。
ただ、最初に「独立する」という目標を立てた時の尖った気持ちを貫きたいのであれば、丸くなってしまう前に独立するのがいいかなと。
丸くなってしまい、最初の頃の気持ちはどこへやら…というのはなんかもったいない気がします。
鉄は熱いうちに打て。
独立するという尖った気持ちがまだ熱いうちに実行に移してしまった方が、あとから後悔することは少ないのかなと思います。
自分では尖っているつもりでも、時間の経過というものは思った以上の速さでその牙を丸く研いでいきます。
過ぎてしまった時間は戻ってきませんから、流されず、決断していきましょう。
■編集後記
荷物詰め以上に荷ほどきが骨折れます。
■一日一新
小川町からタクシー
■一日一曲
「Blue Flower」Mazzy Star