悔しさという感情は、とてつもないエネルギーを生む可能性を持っています。
努力したにも関わらず、結果が伴わなかった時、悔しさが爆発すると思います。
・次こそは必ず
・絶対に見返す
・絶対に次で終わりにする
その悔しさがまた次のステップへと自分を成長させてくれます。
私も人生を振り返ると、悔しさが起点になっている場面が多々あります。
税理士試験でいうと、学生時代に自分だけ簿記論に落ちた時がありました。
誰にも負けないくらいやったという思いはありましたが、努力と結果は別でした。
かなり悔しかったので、下剋上という気持ちでそこからまた死に物狂いで勉強したのを覚えています。
自分に足りないものは何だったのか、本気で向き合った期間でもありました。
その時期に同じくして考えたのが、悔しさを一時的なものにしてはいけないということでした。
油断すると、時間の経過とともに、悔しさまでもが薄れていってしまう恐怖があったからです。
その悔しさを忘れないため、覚悟をより強くするために、お酒や友人からの誘いは一年間すべて断りました。
学生時代の遊びたい時期ではありましたが、合格するならそれくらいはしないとだめだろうと。
それくらいの犠牲を払う事もできないで、合格できるわけがないだろうと。
そう腹をくくることが出来たのも、落ちた時の悔しさがあったからであり、その悔しさを絶対に忘れてはいけないと強く感じていたからです。
人間、いくら悔しい思いをしても、時の経過とともにいつの間にかその時の感情が薄れていき、忘れてしまいます。
時間という薬は、良くも悪くもいろんなものを流していきますので。
悔しさをバネに、強力なエネルギーに変えるためには、その気持ちを忘れないように工夫することもひとつでしょう。
悔しい思いをしたけど頑張ったのは最初だけ、いつの間にか中だるみしてしまう。
そしてまた同じ結果に。
なんてことになってしまうのは、もったいないです。
一番まずいのは、悔しさに慣れてしまう事、
つまり、悔しいと感じなくなってしまう事でしょう。
人間、繰り返していくと、それが当たり前になってしまうものです。
悔しさをバネにエネルギーに変えられる強度も、最初のうちが一番強いはず。
悔しさと向き合い、そして忘れないように、自分自身を振り返り、自分なりに工夫していきましょう。
■編集後記
夜の上野公園を少し散歩しました
■一日一新
上野公園の噴水
■一日一曲
「All My Friends」LCD Soundsystem