独立という自由の難しさ。

「自由は不自由や」(NHK朝ドラスカーレット:ジョージ富士川より)

自由=楽ではない

独立すると、自由になるというイメージがあると思います。

サラリーマン生活にあった様々なしがらみや束縛からも、解放されることになります。

そして、独立してひとりになったその時から、自分のやりたいように自分で決めて行動できます。

誰からもなにも言われませんし、言う人もいないので、最低限人様に迷惑をかけることさえしなければ、自由に色々とやることができます。

ですが、自由だからといって、楽かというとそうではないと思っています。

自由であるがゆえの、難しさ、苦悩というものが必ずあると言っていいでしょう。

サラリーマン生活にも悩みはありますが、また違った種類の壁に当たっていくのだと思います。

何もない真っ白なキャンバスに、自分の好きなように何を描いてもいいよ、と言われると逆に戸惑ってしまいます。

何を描いても良いのはわかっているんだけど、何を描いたらいいかわからない。

自由でありながら、そんなモヤモヤ感というものが出てきます。

サラリーマン生活というのは、ある意味決められたことが多い生活でした。

決まった時間に会社へ行き、与えられた仕事をこなし、帰宅する。

決められたこと、押し付けられたことをこなしていく事に苦痛を感じていた事もあるかもしれませんが、ある意味では決められたことさえやっていれば大丈夫な世界だったので、考えなくていい分ラクではあったと言えるかもしれません。

そんな状況から、ポンと何もないところへ放り出されると、結構戸惑うはずです。

今までの生活と何もかもが違いますので。

一から十まで自分が決めていかなくてはいけません。

それは常に考え続けなければいけないという事でもあります。

それが自由の難しさでもあり、楽しさともいえるところです。

自由という難しさに挑戦していく人生

自由というのは楽ではありませんが、自分次第で楽しいものにできる可能性は十分にあると思っています。

もちろんサラリーマン生活でも、ならではの楽しさというものがあるでしょう。

独立後の楽しさというのは、独立した人にしかわからない違った楽しさがあるはずです。

自由というものの不自由さに苦しみながらも、その中で誰のものでもない自分だけの楽しみを見出していく。

そんなテーマに挑戦できるのが、独立の醍醐味のひとつではないかなと思います。

■編集後記
部屋の温度管理と部屋干しを極めています。

■一日一新
近所のクリーニング屋へ

■一日一曲
「Wake Up」Arcade Fire
一度でいいから生で聴きたいなぁ…