税理士試験時代を思い返してみて、反省点の一つにもっとうまく休めばよかったなというのがあります。
休むことは悪いことじゃない
受験勉強中は、休むことに対して、どうしても後ろめたさを感じてしまっていました。
「休んでいる暇があったら勉強しなきゃ」、「休んでいる間に周りはもっとやっている」、「こんなことしてていいのかな」と休んでいても心が休まりませんでした。
絶対受かろうと真剣に取り組んでいるからこそ、そういう気持ちになるもので、ある意味仕方のないことでもあります。
ですが、しっかり休むことはとても大切です。
必要以上に追い込みすぎない
私が税理士試験を始めたのは大学3年の秋です。
その時期は、周りの同学年は一斉に就活をスタートさせるタイミングでした。
私も就活するか悩んだのですが、特にやりたいこともなく、なんとなくで就活するよりは何か打ち込むものが欲しいなと思っていて、経済学部という事もあり税理士試験に挑戦する道を選びました。
ただ合格率も低いし、とても大変な道になるだろうなと思い、やるなら相当の覚悟がないと受からないだろうなという心境でした。
それまでの大学生特有のたるんでいた生活から、昼は大学、夜は大原というダブルスクールの生活に変わり、空いた時間はほとんど勉強に打ち込んでいました。
就活という道も自ら断ったんだし、受かるにはとにかく勉強するしかないという感じで、税理士試験しか見えない状況になっていたのです。
少しでもサボったらダメ、周りはもっとやっているとか、休んだら本番でバチが当たると冗談抜きで思うくらいわりと自分を追い込んでいました。
そんな状態で初年度は簿記論と財務諸表論を受けましたが、結果合格したのは財務諸表論だけでした。
その時の試験本番を思い出すと、試験問題の内容がいつもより頭に入ってい来ない感じがして、とても狭い視野の中で問題を解いているような感覚でした。
めちゃくちゃ悔しく、あれだけ勉強したのに自分には何が足りなかったのだろうと、次の年はさらにストイックに…
今思うと心に全く余裕がなかったなと思います。その余裕のなさが、本番でも出てしまったのかなと。
たまには友人と気分転換したり、息を抜いてもよかったかなと感じています。
むしろ合格のために休みは必要
試験勉強中も、本番当日も、なるべくいい精神状態でいたいものです。
勉強期間も長丁場なので、途中浮き沈みがあるのは仕方がないことだと思いますが、なるべく小さい波に抑えるために、適度に休みを入れるのも大切です。
私のように入り込みすぎると、ガチガチになってあまりよくありません。
休憩や気分転換は何も悪いことではなく、むしろ合格に必要なことです。
上手く休んで身体もメンタルもフレッシュな状態を保てるようにしましょう。
■編集後記
確定申告もほぼめどがついているので、定時で帰宅。