税理士事務所から一般企業の経理への転職で経験出来た事

1年半という短期間ですが、税理士事務所から転職して一般企業の経理を経験しています。

経理ならではの経験は今でも役に立っています。

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残業代が出た

いきなりおいおい…って感じですが。

最初に勤めた税理士法人は残業代が出なかったんです。

正確に言うとみなし残業代60時間分が元々の給料に含まれていたんですね。

新卒の初心な私はまんまと騙されてしまったわけです。

60時間超えた分は残業代が出るはずだったんですが、出たことはなかったです。

そんな環境から一般企業に入ったので、給与明細に残業代がドカッと入ってるのを見て感動したのを覚えています。(のちにこれじゃだめだと気付くのですが)

組織で働くという事はこういう事かと悟れた

税理士業界は、各個人が担当をもってそれぞれ責任をもって業務を遂行する傾向があるので、事務所や税理士法人という形態でも、つきつめれば個人事業主の集まりのような感じです。

大規模な事務所は組織の面が強まるかもしれませんが。

一般企業に入ってみて一番強烈に感じたのが「組織」という目に見えない、だけど巨大な得体のしれないものの存在です。

なにか一つ決めるにも、権限をもっている人に決済をもらう必要があるので、それをもらうまでに色々と他の部署やら各方面に根回しをし、同意を得て決裁書を上げて、ようやく決済もらうみたいな感じで、これが組織かぁと思いました。

責任の所在をはっきりさせておくというか。とてもシビアでした。

税理士業界だと、最終的には所長が責任を持つのでしょうが、担当してる会社の事はある程度担当者が責任をもって仕事を進めていく傾向があるので、そのあたりのスピード感はある気がします。

自分に合ってるのは税理士の方かなぁと結果的に気づけました。

経理側(=お客様)の目線を養えた

税理士の仕事は、帳簿チェックでも会社の経理の人が作ってきた、いわば出来上がった数字を見ます。

記帳代行するにしても支払い済みの請求書や領収書など、取引が済んでいる証憑をもとに処理することになります。

そういう視点で考えると、経理の仕事は税理士が見ている数字の前段階にあたり、数字をゼロから作っていく作業という事になります。

・各営業部署から売上・請求書を集計
・入金確認
・各部署から交通費精算を集計、精算
・支払い請求書を集める
・締め日までに入力。
・支払処理をする
・各案件の工数を集計する

など結構多岐にわたります。

税理士でも経理がどんなことをやっているのか具体的に細かいところまでイメージ出来る人は意外と多くないと思います。

試算表の数字が出来るまでに経理の人がこんなに苦労してるんだなということが実感できました。

実際に数字を作る現場を経験できたことは、経理側=お客様の目線を持つことが出来たので、税理士事務所に転職してからもお客様へアドバイスをする時にもとても役立っています。

効率化を常に考えるようになった

効率化の視点を持つことが出来たのも大きな収穫です。

経理をやって身に染みたのはExcelの知識がめちゃくちゃ必要という事でした。

最初の税理士法人でもExcelは使っていましたが、経理をやってみて、自分の知識とスキルの浅さに愕然としました。

例えば案件の工数を各部署に案分するといった作業も、データをピボットやVLOOKUPなどを使用してマクロで集計したり、取込形式のフォーマットに加工して会計ソフトに取り込んだりと色んな機能・スキルを使っていました。(マクロを動いてるのを初めて見た時、パソコンが壊れたのかなと思いました…パソコン壊れてますよって口に出さなくてよかった)

なので、最初は苦労しましたが、Excelのスキルは税理士事務所で普通に仕事してたらきっと身につかなかっただろうなと思うので、とても役に立っています。

Excel以外にも、締め日のスケジュールがタイトということもあり、効率化を求めらる環境だったので、無駄な作業はないか、ワンオペでいけないか等、業務フローの改善をした事は今でも役に立っています。

独立したらいかに効率するかという事は避けて通れない問題なので、その下地ができたのは大きいです。

まとめ

税理士業務と経理業務は数字を扱うという点では共通していますが、実務という点ではかなり違いがあります。

経理を経験してみるというのも、税理士のキャリアの中にあると面白いかもしれません。

私のように、一回税理士業務から離れて、経理を体験したことで税理士業務の楽しさに改めて気づくということもあるかもしれませんし。

気になったら選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか。

■編集後記

今日は出勤。電車に乗るのはやはり怖いですね。明日は在宅です!