税理士との距離感と選ぶ時のポイント

税理士に対して、何を望むか、どこまで望むかで、税理士との距離感も変わってきます。

税理士との距離感をどう考えるか

経営者の立場から考えたときに、税理士とどんな距離感で接していたいかは、人それぞれ違うと思います。

・何でも相談できる近い関係の方がいい
・程よい距離感で
・近すぎるのは嫌だからあまり首を突っ込んでほしくない距離感で…

とか。

こういった距離感は、経営者自身が税理士に対して、何をどこまで望むかで変わってくるのではないかと思います。

申告書や書類の作成・手続き、経理の代行だけでいい

税理士には、申告書の代行や税務署への書類作成や、経理の代行など専門的な作業のところだけお願いしたい、こういったニーズをお持ちの方もいると思います。

この場合には、税理士には作業的なところをしっかり確実にやってもらえればOKというスタンスでしょうから、税理士との距離感はそれほど近いものにならないかもしれません。

そこまで近い距離感でなくても、目的は達成できるでしょう。

税理士側もそのニーズがわかっていれば、数字の面だけ見て対応する感じが多いと思います。

経営アドバイスや、税金のことも相談したい

申告書や作業的なサポートだけでなく、経営で困ったことがあったら相談したいとか、こういう取引があったんだけど、税金はどうなるんだろうとか、税理士に相談したいというニーズです。

この場合、経営者の方からすると、相談しやすいかどうかが重視されるのではないでしょうか。

どういった要素が相談しやすいということになるかは、人それぞれ重視するポイントがあると思います。

人柄が良いかどうかとか、自分の性格と合いそうかとか、親身になってくれそうかも、とか。

相談相手なら、距離感は遠いよりは近いほうがいいですよね。

また、税理士側も事業の内容に、より踏み込まないとアドバイスが難しいので、必然的に距離感は近くなるのではないでしょうか。

逆を言うと、普段の距離感が遠すぎると、的確なアドバイスもほしいとなったときに、本当に親身なアドバイスを期待するのは難しいこともあるかもしれません。

税理士に相談相手として期待するなら、距離感は程よく近い方が、遠いよりはいいでしょう。

税理士を選ぶときに考えておきたいこと

税理士をどういった基準で選んだらいいか、結構悩むと思います。

もし自分が経営者で税理士を選ぶ立場でも、結構悩みます。

基準は人の数だけありますし、キリがありませんが、何となく自分が思うものをあげてみます。

節税策はそれほど差が出ない

税理士に望むことの一つに、「節税してほしい」というのがあると思います。

実際、これを一番に望まれる方も多いです。

実は、節税については、できることが限られているので、税理士の違いでそれほど差がつくことは少ないです。

もちろん、その限られた節税策をしっかりと提案してくれるかどうかは重要ですが。

最近副業も盛んになったからかそこらじゅうで「節税」にまつわる情報を目にします。

情報も玉石混交あるのですが、税理士に頼めばめちゃくちゃ節税になる、というわけではないので…

なので、この点はあまり重きを置いて考えなくてもいいかなと、個人的に。

税理士でそんなに差が出ない部分ではあるので。

料金だけで選ぶのは危ない

とにかく申告書だけ作って欲しい、だから安いところで、という場合は別かもしれませんが、そうでない場合、料金だけで選ぶのは正直おすすめしません。

安かろう悪かろうではないですが、格安を売りにしているところだと、自分であれば品質の保証がやはり気になってしまいます。

イレギュラーな対応もちゃんとしてくれるか不安ですし、、

業界の内側を見てきたのでわかりますが、担当者も疲弊して対応が遅れたり、頻繁に担当が変更になったりと、、、そういう事はよくあることです。

料金の考え方としては、仮に税金のプロを雇ったとすると安くて年収500~600万円。顧問料であれば、いくら高くても半分、実際は年間100万円以内のところが多いです。

年間100万円でこの人材を社外で雇えると考えたら破格だなぁ…と書いてて思いました。。。月1万とか2万とか、どう考えても安すぎますね…苦笑

もちろん、事業の状況によってコストは考えるべきではありますが。

人を雇う余裕がないとかであれば、決算申告の時だけ依頼してコストを抑えるというのもありです。

自分と波長が合いそうか

自分が選ぶ立場であればこの点を、一番重視するかな、と思います。

経営をしていると、想像している以上にいろんなことに疑問が湧いてきます。

経理や、税金や、取引のことや、税務署や役所からの書類やその対応…などなど。

そういうときに、真っ先に出てくるのは税理士の存在。

普段から、相談しやすい関係でいると、何か困ったら聞ける存在がいつでもいるというのは何よりも心強いものです。

経営者というのは、思った以上に孤独だったりしますから。

なので、自分と相性が良さそうな、波長が合いそうな税理士を選ぶのが長い目で見ると最善策かなと思います。

今は以前と比べたら、ネットで発信している税理士も増えましたし、事前にある程度どんな人柄なのか確かめておくのがおすすめです。

まとめ

自分が税理士に何を望むのか、どういった距離感で接していきたいか。

そこから始まり、何を一番重視して税理士を選ぶか。

思っている以上に長く深く関係が続くこともあるので、自分の中でなんとなくでも考えておきましょう。