「ピンチの裏には必ずチャンスがある」を実践できるか

よく聞く言葉だけど、実践できるかどうか。

ピンチを飛躍のチャンスと捉えられるか

ピンチはチャンス。

よく聞く言葉です。

ピンチの時こそチャンスがあると。

スポーツでよく聞くかもしれませんが、仕事でも生活の中でも当てはまる場面は多々ある気がします。

実際に、自分自身にピンチが訪れた時に、そういうメンタルでいられるかどうか。

カンブリア宮殿という番組がありますが、

昨日は日本電産の創業者、永守会長を取り上げた回で、なんとなく目にとまりそのまま見ていました。

日本電産は、世界ナンバーワンのモーターメーカーで、今でこそグルーブ売上1兆円、従業員数全世界12万という世界的な企業ですが、もともとは永守会長含め4人からスタートしたそうです。

創業当時は、ちょうどオイルショックの時で、

会社を作ると言ったら周囲は、

「なんでこんな時に会社なんかつくるんだ、無謀だ」と否定の声ばかりだったそうです。

そんな中でも、永守会長は夢と希望を掲げ、

「50年後には売上1兆円の会社にする」

と創業時の3人の従業員に宣言します(1億円の間違いでは?と従業員の方は言ったそうです)。

創業当時のオイルショックも、小型化モーターで一躍注目を浴び、

そのあとも、

・バブル崩壊

・リーマンショック

と危機が訪れましたが、積極的なM&Aを敢行し、買収した企業を次々と再生させ、グルーブは瞬く間に成長を遂げていきました。

そして創業時の宣言よりも10年早く売上1兆円を達成します。

(次の50年目標は売上10兆円だそうです、おそるべし)

この永守会長が力強く言っていた言葉こそが

「ピンチというのはその裏側に必ずチャンスがある。私はそのピンチをチャンスに変えて毎回飛躍してきた」

というものです。

ピンチはチャンスという言葉自体は耳慣れたものですが、

オイルショック、バブル崩壊、リーマンショックと、幾度とないピンチの局面において、そのたびにピンチをチャンスにして飛躍を遂げてきた方が言う言葉は、重みが違います。

そして、現在のコロナウイルス。

今回の危機は、人命にかかわる危機という事で、バブルやリーマンとはその危機の種類が今までとは全く異なります。

そんな状況で多くの企業が赤字に転落する中でも、2021年3月期の第一四半期も黒字確保、さらに増益と結果を残しています。

コロナでもピンチをチャンスに変えているのです。

コロナ前後で、飛躍する企業と置いてかれる企業がはっきりとわかれる、個人であっても仕事ができる人そうでない人が分かれてくる、そう断言していたのも印象的でした。

この状況での独立もチャンスと捉える

永守会長の言葉は、コロナの状況で独立を控えている私にとって、とても響くと同時に背中を押されました。

コロナの今の時期に独立するの?みたいな感じの事は、実際よく言われます。

まぁそう言われることはわかりきっている事なのでスルーはしていますが。

おこがましいのですが、創業当時の永守会長のエピソードと今の自分が被ったような気がして、やはり今はチャンスと捉えるべきなんだなと。

永守会長のように売上を1兆円にするというようなすごい目標もましてや実力もまったくありませんが、その志だけは自分もしっかりと持つべきだなと。

実際コロナの状況下で、税理士という仕事は存在感を増しているように思います。

各種支援策が、税理士のサポートを必要とすることが多々あることからも伺えますし、

それによってお客様の中でも、税理士がいる安心感のようなものを改めて感じていただける機会にもなっているような気がしています。(実際に仕事をしていても感じていることです)

逆にこの状況で、満足するような対応をしてもらっていない、または今までの対応のしわ寄せがコロナによって浮き彫りになったと感じている会社・社長も少なからずいるはずです。

そう考えると、差別化がはっきりしていくタイミングになるのかなという気もしています。

飛躍するチャンスは、必ずどこかに間違いなくあるはずです。

独立に限った話ではなく、例えば受験生の場合でもこの状況をチャンスと捉えて、ぐんと飛躍する人が必ずいるはずです。

このコロナの危機は、何らかの形でみんなに降りかかっています。

みんなピンチなわけですから、せっかくならその裏にあるチャンスをものにして、飛躍のきっかけと捉えていけたらいいのかなと思います。

■編集後記
引き続き引越しの片づけ。

■一日一新
新居の周辺を偵察

■一日一曲
「Just How It Is」Young Thug