「やめる」判断もプロの仕事。楽天・涌井投手から学ぶ。

危機をいち早く察知して、ストップをかけることも大事な仕事です。

※去年の神宮観戦。

涌井投手の危機回避能力

はじめて野球ネタを絡めて書いてみます。

楽天の涌井投手。

今シーズン、ロッテから移籍したのですが、絶好調です。

今日の登板も勝って、これで開幕から7連勝。

西武時代の終盤からロッテ移籍の頃は、ダルビッシュ投手と投げ合っていた全盛期の力は影を潜めてしまったかな、と思っていましたが、見事に復活を遂げています。

投げているボールを見ても、直球の球威も全盛期を思わせるような勢いを取り戻しているのではと思うほど唸っていて、驚きました。

新しい変化球のシンカー(ツーシーム?)(通称「こやシン」というらしい)を習得した事も好調の要因のようです。

昨シーズンより身体も絞れている気がします。

一度不調を経験した選手が復活を遂げるのはうれしい限りです。

まだ34歳ですし、これからも熟練の投球を魅せてもらい、第二の全盛期を迎えてくれることを期待します。

そんな涌井投手ですが、今日の登板は7回途中で降板しています。

6回までは無失点の投球でしたが、7回に2者連続ホームランを打たれ、

その次の打者へもカウント3-1まで投球していましたが、この時に自ら降板を申し出ました。

理由は足がつりそうだったから、という事だそうです。

以下本人のコメントの抜粋(スポニチより)。

「あのままいってもいいボールは投げられない。若い時ならそのまま投げていたけど。足がつる前に、打たれる前にやめようと自分から(降板を)言った」

この判断が出来るのはさすが本当のプロだな、と思いました。

勝気で負けん気の強い選手や、エースの責任を感じ、なんとかこの回は投げ切らないといけないといった気持ちで無理をして投げるという選択をする選手もいると思います。

かなり強気の涌井投手ですから、当然そういう気持ちもあったでしょう。

そこをぐっとこらえて、冷静な頭で自分の状況、試合状況、怪我で離脱した場合のチームへの影響、今後のペナントレースの行方などあらゆる事を分析したうえで、最善の策として、勇気をもって自ら降板するという意思表示をしたのだと思います。

これこそ、責任ある本当のプロの姿だなと。

私の目にそう映りました。

「やめる」という判断をするのもプロの仕事

独立、税理士という仕事についても、「やめる」という判断をしなければいけない状況があると思います。

せっかく意気揚々と始めたのだから、最後までやり遂げたい、意地でも続けたい。

そういう気持ちを持つこと自体は決して悪い事ではなく、むしろ原動力といえます。

真面目で責任感の強い人ほどそのように考えることがあるかもしれません。

そういった熱い気持ちを持ちつつも、一方では冷静に判断しなければならない、という事も合わせて頭に入れておくことが大事かなと。

自分自身に対して、そのように冷静にブレーキをかける必要がある場面もあるでしょう。

税理士という立場で考えると、お客様に対しても「ストップ」をかけてあげなければいけない場面というのがあるかもしれません。

税理士からお客様に対しては、なにかを「はじめる」ことを提案する事の方が多いかなと思います。

あまり「やめる」事を薦める場面は多くないかもしれませんが、専門家としての視点から、お客様が見落としていそうな視点を冷静にカバーし、事前に危機を察知する。

その結果として、最善策が「やめる」という判断であるならば、たとえその時は多少の痛みを伴ったとしても、しっかりと伝えなければならないでしょう。

「やめる」判断もプロとして大事な仕事であると、涌井投手の姿から改めて認識させられました。

■編集後記
野球は好きなのですが、今までブログに書いたことがありませんでした。
(ちなみに楽天ファンではなく、贔屓球団もありません。涌井投手は好きです)

■一日一新
蔵王 オムライス

■一日一曲
「Ageless Beauty」Stars