税理士業界への転職時期。春夏秋冬いつがいい?

税理士業界への転職時期について考えてみました。

※ Time may change me

季節によって状況が変わるかも

税理士業界は季節によって忙しさが変わるので、特に業界未経験の場合は、いつ税理士業界に飛び込むかという事も考えてみる必要があるかもしれません。

ちなみに、業界的に近年は慢性的な人不足なので、どこかしらは一年のうちいつでも募集していると思います。

春(4月~6月)

4月から新年度がスタートなので、区切りはつけやすいです。

新卒で業界に入る人は4月採用が多いと思います。

この時期の業界はというと、4月に入ると3月決算の対応が徐々に始まり、5月は3月決算本番、6月は延長の会社の対応という感じで、年始から続く繁忙期のラストスパートをしているという感じでしょうか。

多少余裕のある4月に、ちゃんと指導を受けてもらえるかどうか。

5月6月の繁忙期に、いきなり「これやっといて」と言われるのは避けたいところではあります(所員みんなが忙しくて放置プレイもつらい)

夏(7月~9月)

業界的には繁忙期も終わり、落ち着いている頃。

税理士試験もあります。

税理士業界は、税理士試験後の8月~9月が一番転職・就職市場が活発な時です。

この時期は事務所的に仕事も落ち着いていて、未経験の人に対しても指導体制を整えてくれているところも多いです。

一番無難な時期でしょうか。

新卒の人は、周りの新卒生に合わせて4月就職でなくても、試験後のこの時期に就職を選択するのもひとつです。

秋(10月~12月)

この時期も11月くらいまでは比較的落ち着いている時期。

試験後にじっくりと事務所選びを吟味して、10月転職とかもいいと思います。

12月に入ると年末調整などで少しずつざわつきはじめるので、その前に入るのがいいかも。

冬(1月~3月)

新しい年が始まるとあって、気持ち的には区切りをつけてスタートを切りやすいかもしれません。

ただ業界的には、1月は正月休みで営業日が少ないのに加え、法定調書償却資産関係の対応が通常業務に加えてあるので、かなりバタバタです。

2月に入ったら、個人の確定申告に入り一気に3月まで駆け抜けます。

未経験でこの時期に入ったら、何が何だかわからないうちに毎日が過ぎるというような体験ができるかもしれません。

事務所の体制にもよりますが、もともと人が足りていないといきなりフル回転を求めれらる可能性も考えられます。

ここでも「これやっといて」はありえます。

どんどん経験を積みたい人は、あえて狙ってみるのもありでしょうか。

まとめ

やはり業界のセオリー的は、秋の9月~10月あたりが一番平和に転職できる時期でしょうか。

ただ事務所によっては年がら年中忙しいところもありますので、事務所選びは慎重にしましょう。

もちろん決めるのはこの要素だけではありませんので、ご自分の「ここだ」という気持ちを優先して、検討してみてましょう。

■編集後記

29日で32歳になります。さよなら31歳。