事業の健康状態を管理するためにも、経理は自分で行う事をおすすめします。
自分の健康状態は、自分が一番よくわかっていなければならない
自分自身の健康状態は、自分が一番よくわかっていなければなりません。
医者に診てもらって、説明を受けて、はいわかりました、とその場だけで終わってしまってはあまり意味がないでしょう。
日ごろから自分自身の健康に気を使ってこそ、医者の助言が役に立ってくるというものです。
自分の身体と健康に、自らがしっかりと向き合わなければなりません。
これと同じことが、自身の事業に置き換えていう事が出来ます。
自分の事業がどのような状況にあるか、自分自身が一番よく知っている必要があります。
税理士に経理を丸投げしていても、数字は出てきますが、ライムラグがありますし、本当の意味で自分の事業の状況を把握することは難しいでしょう。
年に一回や、2か月後の数字を見て、はじめて実態を知るというようなことはできれば避けたいです。
その時点で手遅れになっていて、手の施しようがないという危険性もあります。
やはり、日ごろから自身で数字を管理するという事は、経営をする上で非常に重要な要素です。
税理士は、診察と処置、薬を出す事しかできない
税理士は、よく医者に例えられます。
会社のお医者さんだと。
確かに、会社の数字を見て、会社の事業が現在どんな状況なのかを把握し、その状況を改善するために有効な解決策(処置・薬)を提案、実行するという点で、
医者が診察して、必要な処置をして、薬を処方するのと似ています。
会社の医者なんだから、何でもかんでも税理士に任せればOKかというと、そうでもないです。
医者にもできる事には限界があるでしょう。
診察と処方はできますが、病院から帰った後の毎日の健康管理は自らが気を付けるしかありません。
毎日お医者さんが診にきてくれて、三食食事を作ってくれて、運動まで監督してくれて、と手取り足取りというところまでは通常やってくれないでしょう。
日頃の管理は自分が意識を持って行うしかないのです。
税理士になら、領収書を丸投げすれば全部やってくれるという事もあるかもしれませんが、本当の意味での解決にはならないと考えます。
医者に自分の健康を丸投げする人がいるでしょうか。
自分の健康には、自分自身が責任を持つ必要がありますよね。
事業の経営もこれと同様です。
日頃の管理+税理士の定期健診で予防し、手遅れを防ぐ
経営の管理は、自分が客観的な数字をみて、把握するという事が何より大事です。
日頃から数字を常に見ていることで、異変があった時にもいち早く気がつくことが出来ます。
管理が出来ていないと、異変のサインも気がつかずにスルーしてしまい、手遅れになってしまったなんてことになりかねません。
不明点や問題点に気がつくことができれば、それこそ早いタイミングで税理士に相談でき、十分な時間をもって解決できるでしょう。
税理士でも、事業の細かいところまではわからないことは多いです。
お客様に説明して頂いて初めて分かることもあります。
その事業のことはお客様自身の事だからです。
これは医者が問診をするのと同じです。
自分で事業の現状が説明できない状態だと、対処がなかなか難しくなります。
なので自分でしっかりと管理できていれば、そういった心配はなくなるはずです。
そして、税理士に定期的に事業の内容をチェックしてもらえれば、異常がないか専門的な目で診てもらう事で、より健全な経営を推し進めることができます。
人は病気になったり体調が悪くなってから、健康に気を遣うようになります。
ですが本当はこの逆で、元気なうちからちゃんと健康に気を使い、病気にならないようにするという事が、本来のあるべき姿ではないかと思います。
事業の経営も、これと同じではないでしょうか。
悪くなってから対処するのではなく、その前から自らの数字の管理と、税理士による診察で予防しつつ、不測の事態には迅速に手を打てるような状況にしておきたいものです。
自分で経理をやるというのには、それなりに意味があるという事を知っていただければと思います。
■編集後記
エアコン1か月つけっぱなしで電気代がどれくらい変わるか試験中です。
■一日一新
期間内の再カット
■一日一曲
「勝手にしやがれ」沢田研二
昔の映像みるとやはりすごいですよね、フェロモンが。沢田さんは吉井さんの影響でよく聞いてます。デヴィッド・ボウイの影響も強く感じますね