セルフチェックで第三者の目を持つためには

セルフチェックをしっかりできるかどうか

仕事でセルフチェックとは、簡単に言えば、自分で作ったものを自分の目で間違いがないかチェックすることです。

税理士で言えば、自分で作成した申告書、決算書、内訳書などのチェックが思い浮かびます。

勤めていたら上司のチェックを受ける前に、まずは自分で作成したものを自分でチェックすると思います。

昔の上司に言われた言葉で今でも印象に残っているのが、

「セルフチェックがしっかりしている人は伸びるよ」

という言葉。

色んな意味が込められた言葉だなと思い、たまに思い出します。

セルフチェックも、単に自分自身のミスを見つけるという以外にも、

・知識が合っているかどうかの確認

・なぜこうなっているか理由が説明できるかの確認

といった意味合いもあると思います。

自分自身の理解度を深める意味もあるのです。

上司が見てくれるから、なんとなくチェックという姿勢ではあまり意味がないでしょう。

ましてや独立したら、チェックしてくれる上司もいませんので、

全て自分でチェックしなければいけなくなります。

チェックというからには、自分でチェックする場合であっても、

なるべく第三者の目でチェックすることを意識する必要があります。

ただ、自分の作ったものを、自分の目で、でも第三者の目線でチェックする、

というのはなかなか難しいものです。

でもミスを見つけられないままにしておくわけにはいきませんので、

何かしら工夫していく必要があります。

セルフチェックで第三者の目を持つ工夫

セルフチェックでなるべく第三者の目を持つため工夫で、ぱっと思いつくものはこんな感じです。

チェックリストをつかう

まずは、チェックリスト。

自分の目だけでチェックするのには限界があるので、

チェックリストを使って、このリストにチェックをお願いするという感じです。

リストの記載通りに確認していけばいいので、

チェックに自分の主観は入ってきません。

一番有効な手段と言えるでしょう。

チェックリストは

・自分で作成する

・定期的に見直し、更新していく

ことが不可欠です。

完成度の高いチェックリストがあれば、かなりミスは防げると思います。

必ず作りましょう。

自分を疑う

チェックの時だけは、自分の事を疑う必要があるかなと思っています。

いつもは自信満々でもいいと思いますが、

チェックの時だけは、自分の作成したものを疑いの目で見ましょう。

誰かのチェックをする時も、どこか間違っているところはないかというスタンスで見ると思います。

自分の時にも同じようにチェック出来た方がいいので、

この時だけは自分を疑ってみることです。

(私はビビりなのでめちゃくちゃ疑ってしまいます…)

時間を置く

セルフチェックは作成してからしばらく時間をおいて行った方がいいでしょう。

作ってすぐチェックだと、頭が作った時の状態のままなので、

なかなかフラットな状態でチェックできません。

できれば翌日など少し寝かせてチェックしてみましょう。

時間をおけば、作成した時から頭もリセットされているので、新鮮な目でチェックできます。

他人が作ったものをはじめて見る感覚に近い感じでチェックできればいいかなと思います。

まとめ

他にもいろんな工夫があると思います。

チェックリスト関係の本も有名な名著からいろいろありますので、参考にしてみましょう。

独立したら、セルフチェックという仕事は生命線と言っていいくらい重要な仕事になると思います。

どこまでも追及していく必要がありそうです。

■編集後記
3月決算の申告が全て完了。今年も何とか間に合いました。

■一日一新
ブタマゴ

■一日一曲
「Lazy Line Painter Jane」Bell & Sebastian
美メロにイザベルのボーカルがたまらない。