自分が理解できているかどうかを知るには、「説明できるかどうか」という観点で考えてみるとわかりやすいです。
頭の中で考えるというより、実際に言葉に出して説明できるか試してみる方が手っ取り早いです。
説明するという事は、相手に理解してもらうように自分の頭の中を整理して伝えること。
自分自身が内容を理解して整理できていないと、相手に説明する事はできません。
行き当たりばったりの言葉で話しても、相手を余計混乱させてしまい、理解してもらうことは難しいでしょう。
自分の中で整理して説明できないという事は、自分の理解がまだまだ不十分ということになります。
そういう意味で、説明するという場面は、理解度が試されている場と言っていいでしょう。
仕事でも、例えば、決算報告でお客様に説明する場面。
帳簿上の数字だけを追っているだけだったり、あまり会社の事が頭に入っていない状態で数字だけ付け焼き刃で説明しようとしても、経営者の方には「この人わかってないな」とすぐわかってしまうでしょう。
数学だけでなく、その背景、特殊事項、事業の内容など総合的に広くカバーしていないと、経営者の方に「伝わる」説明というのはなかなか難しいのではないでしょうか。
他にも、「教える」というのも、説明の一種です。
例えば、後輩に仕事を教えるにしても、なんとなく仕事をしていたら、わかりやすく説明できないかもしれません。
自分がやってきた仕事がどれだけ自分の中で消化できているか、自分自身を顧みる機会ともとれます。
説明するという場は、そんなに頻繁にないかもしれません。
なので、伝える相手が目の前にいなくても、自分で想定して、説明する練習をしてみると効果があります。
説明というのは、アウトプットですから、インプットの質を測ることが出来ます。
質というのは、ただ詰め込んだインプットではなく、自分のものとしてどれだけ咀嚼できているかです。
試験勉強でも、自分が講師になったつもりで説明できるかどうか、という観点でインプットした内容を振り返ってみることも効果があると思います。
卓上の模試もアウトプットを測る機会ですが、言葉に出してアウトプットを測ることもおすすめです。
■編集後記
昨日が最終出社でした。素敵な万年筆とコーヒーメーカーを頂きました。お世話になりました。
しばらく有給休暇なので水面下に潜ります。
■一日一新
PARKER万年筆
■一日一曲
「Can’t Stop」Red Hot Chili Peppers