まだ直前期というには少し早いかもしれませんが、答練とか直前対策模試は始まってると思うので、この時期に意識しておいた方がいいかなと思う事を書いてみます。
模試の結果に一喜一憂しない
模試の成績はあまり気にしない事です。
あくまで模試は模試なので。
模試で上位5%に入っていても、例えば本番でイレギュラーな問題が出たりして、テンパって取りこぼせない問題にまで影響が出たらコケてしまいます。
模試で上位30%に入れなくても、最後まで希望を捨てないで努力して受かることもあります。
落ちる時は落ちるし、受かるときは受かるのです。
模試は「自分の現在地を知る」という事と、「本番を想定する」という目的で受けるのがいいでしょう。
模試は、現時点で自分が苦手な論点を教えてくれるものです。
本番までに克服する時間は十分あります。
本番を想定するというのは、時間配分とか、問題の取捨選択の判断とか、模試を受ける直前の気持ちの持って行き方とか、なるべく本番に近い状況を想定して受けるということです。
ただなんとなく受けるだけでは、もったいないです。
正答率が低い問題は気にしすぎない(完璧を求めない)
完璧を求めすぎると返って危険な場合もあります。
これはもしかしたら、成績が常に上位の人の方が陥る可能性があるかもしれません。
模試には今まで見たことがない問題や、ほとんどの人が解けない問題が出たりします。
(記憶があいまいですが解答で★とかついてるやつです、たしか)
試験本番でもそういった難問や奇問が出るので、あえて模試でも出題しているのだろうと思いますが、そういう問題はあまり深追いしない方がいいかなーと思います。
出来ちゃう人ほど、高みを目指してそういう問題まで極めたいと思うかもしれませんが、細かい論点ばかりに気が向いているうちに、ふとしたところで基本的なところが抜け落ちてたりとか、案外あるものです。
そういう時こそ、足元を盤石に徹底的に固めた方がいいと思っています。
最後助けてくれるのはやはり基礎・原則
本番の試験で一番大事なのは、取りこぼしをしないという事です。
さっき書いたように★の問題は、ほとんどの人が解けない難しい問題です。
そのような問題で合否に差をつけるという事はないように思います(専門学校でもよく言われてました)。
なので、合否に一番影響してくるのは正答率が高い問題、みんなが解ける問題です。
これを多く取りこぼしてしまうと、合格は一気に厳しくなると言っていいと思います。
逆に言うと、取れる問題を取りこぼしなく確実に取れれば確実に受かります。
そう考えると、やはり大事になってくるのは、基礎的な知識や原則となる論点だと思います。
実際に私が法人税の受験の時に一番解いていたのは、直前期の模試や応用問題よりも、授業の時から使っている基礎問題集でした。
実際本番でも基礎問題集レベルのものも出題されます。
そこが取れないと致命傷です。
それに、本番では今まで見たことのない問題が出ますが、一見そう見えても問題文をよく読むと、出題の切り口が違うだけで、基本的な事を聞いている問題だったり、原則に立ち返って考えると答えを導き出せる問題だったりってのも結構あります。
後で答案を見て、「こんな単純な事だったの?」と思う経験はあると思います。
それが間違えているとめちゃくちゃ悔しいし、悔やんでも悔やみきれません。
なので、迷ったら基本に立ち返ることが大事だと思います。
取りこぼしをなくすことが一番の近道と考えれば、頭の中もシンプルに考えられるようになるはずです。
枝葉の論点よりも、幹の部分をしっかり固めていきましょう。
まとめ
模試の時期は大事ではありますが、あまり力みすぎてもよくないので、一喜一憂せずに本番に照準を合わせ、やるべきことをやっていきましょう。
■編集後記
受験票の郵送時期が繰り下がったそうですが、無事に開催されることを祈るばかりです。
■1日1新
引き継ぎ書作成
旨辛酸辣湯
■1日1曲
「Summer Teeth」Wilco
大好きなバンドの一つ。いい音楽ってこういう音楽を言うんだろうなぁと毎回思います。